「ボウリング・フォー・コロンバイン」

年末年始にかけて劇場へ足を運んでなかったので、はしごして
3本観るぞ!と出かけましたが、1本目の劇場が混んでいて、次の回に
廻されたため、今回は2本です。
ボウリング・フォー・コロンバイン」と「猟奇的な彼女」を観てきました。

例によって、先入観を持ちたくない人は読まないでください。特に
観ようと思っている人は、観てから読んだ方が良いですね。
ネタバレはしませんが。

ボウリング・フォー・コロンバイン

友人から、とにかく話題になっているドキュメンタリー映画があるんで
観に行こうと誘われ、何の予備知識もないままに行きました。
内容は「アメリカの銃犯罪は何故多いのか。銃を持つ事は正しい事なのか」
っていうようなテーマです。まああまり重い感じを出しては居ないですけどね。
特にコロンバイン高校で起こった、高校生の銃乱射事件が焦点になっている(タイ
トルになってますしね)んだけど、この事件に関しては、事件そのものの
映像が少ないのか、映画としては掘り下げられていなかった気がした。
そこが少しもったいない気がしましたね。

「アメリカの銃犯罪は何故多いのか」という事を突き詰めて行くのだけど、
観てるコッチは「そりゃ、巷に銃が氾濫してるからだろ。銃規制すれば
少なくなるんじゃないの」って感じてたのだけど、この考え方は気持ち
いい位否定されます。僕的にはそこが一番の見所でした。

掲示板の「技術」の話題では無いけれど、2時間のドキュメンタリーを
集中して観させる為に、いろいろな表現方法を使ってます。
それが「技術」なのかどうかはさておき、総評としては、良いドキュメンタリー
であったけれど、やっぱり今ひとつ銃というものにピンと来ない感じはした。
やはり銃社会の中にいないからなのかも知れないですが。