「特公−TOKKO−」①② 藤沢とおる

打ち合わせの時間がずれたので、近くのブックオフで時間を潰す事に。
買おうかなと思っていたので、試しに読んで見ることに。


近未来の日本。不可解な殺人事件が多発している。
町田の団地で起きた、不可解な集団変死事件の生き残りの
主人公が、捜査官になって町田の事件の手掛かりを探すうちに
その殺人事件との接点が出来ていく。というストーリー。
まあ、犯人は冥界から来た人食いの怪物で、警視庁の中には
それ専門のハンターがいて、それがタイトルの「特公*1
で、ハンター達は全て町田の生き残りで、特殊な能力を持つ。
もちろん主人公も目覚めていない特殊な能力を持っていて、
②巻のラストでは覚醒する。


この「生まれながらにして、特殊な能力の持ち主」って設定、
俺はあんまり好きじゃないなー。
幽遊白書」とかも、いきなり途中から主人公が実は
魔族の血を継いでるとかの設定出てきて引いたからなぁ。
まあ力のインフレとか、初期の設定に囚われすぎたときなんかに
都合が良いんだろうけど。
いろいろ意見があるだろうけど、大友克洋の「AKIRA」が潔いな
って感じるのは、主人公の金田が最後まで普通の人間だったってこと。
超能力バトル*2になっていくのに、
へたすりゃ素手で戦ったりしてますからね。

*1:特別公安なんとか

*2:月とか壊してますからねー