「レッドソックスファンのラブコメ映画、優勝現場ロケが反発招く」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050408-00000165-reu-ent

映画人としては正しいが、チームのファンとしてはいかがなものか、という問題。これはどっちの立場よりに自分がいるかで決まるな。
自分がもし浦和レッズの映画を撮っていて、しかも撮っている内容と現実がリンクしてきたら、そうクライマックスは優勝シーンなのだが、本当に優勝する瞬間に立ち会えるのだとしたら、やっぱりスタジアムでそのシーンを撮りたいと思うよな。
ただ、やはり86年ぶりの神聖な瞬間までを、ハリウッドの金儲け主義に組み込まれたっていう、やり場の無い怒りを発するファンの気持ちもわかるよね。
まあ、こういう時は、監督もレッドソックスファンだって言ってるけど、関係者のチームへの愛情がどうファンに認識されていたかっていう点にかかってくるな。
例えばアメリカで言えば、ジャック・ニコルソンロサンゼルス・レイカーズを、スパイク・リーニューヨーク・ニックスで同じことやってら、多分ファンは納得するんじゃないかな。二人が熱狂的なチームのファンとみんな知っているからね。
日本で言えば、ダンカン*1阪神タイガースでやっても、「ダンカンじゃあしょうがねぇなぁ」ってなると思う。だけど、もしかつての国民的野球選手の息子が、現役時代のライバルチームで覆面を被ってクローザーをやるような映画でやったら暴動が起きるだろう。だって、野球に対する愛情も、チームに対する愛情も微塵も感じられないからね。ねっ、SJくん!

*1:息子の名前が甲子園くんだよだって