「APPLESEED アップルシード」

攻殻機動隊」「イノセンス」の原作者士郎正宗の作品の映画化ですな。アニメ版は遥か昔に見た記憶が・・・。まあ今回はフル3DCG作品という事ですが。
攻殻機動隊」を見たときにも感じたが、こうやって時間とお金をかけるアニメーションって、原画と動画の違和感を感じないなってこと。以前のアニメは、画面の中で一部色が変わっている部分があると、そこは動画で次の動きとかが解かったりしてたけど。背景とか動きとかはもうスゴイの一言。特に水の表現は秀逸で、うねる波を見て船酔いするかと思った。車体に反射する風景とかまで描ききっているのはスゴイね。
ただもう違和感というか、最後まで乗れなかったのは出てくる人物の映像。浮きまくってますがな。いや予告編見たときから感じてはいたが・・・。技術は日進月歩なんだろうけど、「テライユキ」とかから見た感じが変わっていない。というか、歩く姿に顕著にそれを感じた。みんな肩ばっている。
絵自体は実写というよりアニメの違和感を出さないようにしているとどこかに書いてあったが、実際にはデフォルメされていた人の方が違和感なかった感じだったがね。
ストーリーはまあそんなに複雑なものじゃなかったが、新しく作り出された人類バイオロイドは人間よりも優れていてって・・・。ってこれ最近の流行なのかな。まあSF世界じゃ昔からある問題提起か・・・。
でもこれくらいの映画って90分から100分くらいがちょうど良いね。長すぎず、短すぎずって感じがした。