「バタフライ・エフェクト」

先週立見だということで断念した「バタフライ・エフェクト」を観てきました。予告編でもやってたんだけど、「50回目のファーストキス」も記憶の話。この前の「エターナル・サンシャイン」やこれからやる「フォーガットン」も記憶の話。思うに、多分「メメント」が注目され、その当時企画された映画が今の時期に公開という運びになってるんでは、と憶測。ひねり方によっては金掛けずに面白いモン作れるからね。

さて本編。かなり前情報を制限したことが功を奏したね。
ある意味、「タイムマシーン」ものって感じだったね。一つ過去を変えれば、未来が全て変わってしまう。それが自分に都合が良いとは限らない、ってね。ちなみに映画「タイムマシーン」は未見ですが、姉弟子が「今まで見た中で一番つまらなかった映画」にダントツ一位にしてました。「ある意味見たほうが良いかも」と言われました。
閑話休題
構成上、始めの回想とも言えるシークェンス。始めに過去を変えたシークェンスが長いとも感じたが、観終わった時にその意味がわかったので、逆にそこに時間を使ったのはかなり正解。しかし、刑務所に入ったら、必ずカマ掘られる話になるのは、アメリカでは常識なのでしょうか。ただでさえ、ケツの穴の緩い俺はアメリカに移住して犯罪を犯すことないように生きようと感じさせられた。
しかし、とにかく原因は「必ず迎えにくる」とか女の子に約束して、自分は大学生活をエンジョイして7年間も忘れてほっとく主人公が悪いよね。会いに行った時のヒロインの昔話をしに来ただけって解って「期待はしてなかったけど、心の片隅ではどこかで待ってた自分」をシニカルに笑うところのシーンは良かった。
ヒロインはキレイじゃないけど、カワイげがあってビッチまでこなしててなかなか演じてるほうも楽しかったのではないかと推測。ツッコミどころも多いけど、友達の彼女になってたというツボもちゃんと押えてて、なかなかの良作でしたね。しかし、エリック・ストルツがこんな役で出てたとは・・・。