「エレファント」

カンヌ国際映画祭で作品賞&監督賞をW受賞したという、ガス・ヴァン・サント監督が描く「コロンバイン高校銃乱射事件」。
えーっと、あまり書くこと無いな。これってアレですかね、あの事件自体を描くってことに意義があって認められたってことですかね。
カンヌ自体はデイヴィッド・リンチの「ワイルド・アット・ハート」がグランプリに輝いた実績*1があるのでなんとも言えませんが…。
上映時間の短さを知ってれば、もっと違った見方になるんですかね?「アレ、これで終わり!?」ってなっちゃいましたから。
「日常の中に潜む狂気」を「狂気」に焦点を当てるのではなく、「日常」に焦点を当て、何気ない「昨日と同じ今日、明日と同じ今日」を掘り下げていくことによって「狂気」という存在の不気味さを描き出そうとしてる、って良く解釈が出来るけど、ドキュメンタリーではないし、生徒一人一人にこれでもかっていう長回しをする意味も、映画的にはどうだろうって感じだったけどね。

*1:受賞が決まった瞬間、会場からブーイングが起きたという伝説が…