「憑神」

もちがタダ券を持っていたので、新宿で観賞。
まったくという程期待していなかったので、気持ち的にはあまり被害は無く、実際に途中までは悪くは無かった。


結構、オールスターキャストで、主役の妻夫木聡を始め、佐々木蔵之介夏木マリ香川照之(一杯出てるな、また会ったよ先輩)、江口洋介佐藤隆太徳井優鈴木砂羽笛木優子など。そして、三人の神、西田敏行赤井英和森迫永依


まあ、失敗は、出てくる神様の順番かな〜。どんどん役者の格が落ちるってどうよ。
確かに森迫永依は子役としては当代一かも知れないが、画面を一人で持たせるまでは出来ないし、赤井英和はまああのままですよ。


そして、途中からだれる理由は、主人公妻夫木の着地点が良く解からなくなる事。
すごく重大な事が明かされるのだが、それが何の役にも立っていないし、「生きる意味を見つけた」って意気込んで見ても、それまでだって、ついていないだけで、ダメな男のわけじゃ無いので、そのギャップも出ないし…。
兄貴の佐々木蔵之介の方が、まったくダメダメだしね。


ラストの力抜け*1と、エンドロールの遊び*2とか、何か東映の内輪受けっていうか、内向きに作ってる感が凄くしたよ。

*1:ある人物の登場による

*2:木村大作の扱いとか