「誰がため」

ナチス占領下のデンマークを舞台にしたレジスタンス物。
戒厳令下のレジスタンス物」って、良い作品多いよね。最近でも「ラスト、コーション」とか「ブラックブック」とか、ちょっと古くて第二次大戦ではないけど「マイケル・コリンズ」もね。
これも良い作品なんだけど、デンマークってのが今一馴染みが薄いよな。確かにナチスに占領されているのは解るんだけど、前提になっている舞台(例えば、英国との関係とか)が把握出来ていないので、しばしば頭を悩ます事に…。
内通者は誰か?自分のしている事は本当に祖国の為なのか?といった、このジャンルに必要な葛藤はちゃんと出来てる。歴史に埋もれた人物*1に焦点を当てるってのは、嫌いじゃない。いやむしろ好き。史実なんだけど、まあラストはやっぱり映画的だけどね。

*1:デンマークでは有名人なのかな?