「デジモンアドベンチャー 僕らのウォーゲーム」

htmlくんの指摘どおり、はたして一時間半の映画であったら、このスピード感が持続出来たかは、疑問の残る所だな。
しかし、このスピード感は有無を言わせないね。はっきり言って、観客(俺だが)が、作品を追い抜く事は無かったね。「ああ、こうなるだろうな」と、考えさせる時間は無かった。「ええ、どうすんだ?」と思った瞬間、人物たちが何かしらの行動をして、答えをだしてたね。
ネットワーク自体の理解度も、「そりゃねぇだろ」という感じは無かったな(アンドロメディアの時のような)。NTTを混乱させるのは、「そこはやっとかないとな」って感じだな(日本のネットワークはNTTが牛耳ってるからな。ん、ココ、NTT批判だったのかな)。みんなが一斉に携帯電話を取るのは、アニメならではの、良い絵だったな。
難点は、イマイチ、デジモンと少年たちの関係性だな。子供がデジモン動かしてる訳でもないし、そこの関係が曖昧なので、ちょっと戦いが人事になっちゃってたな。デジモンを動かしてるなら、良かったけど。ここらへんは基本知識の無さなんだろうけど。
母親が、よくわかってないのは、正解だな。子供が世界を救う話では。
メールの話は良く出来てた。なんでコイツラ、メール送ってくんだよ。と思ってたら、それが枷になり、最後にやっつけるカギになるのはね。
でも、「みんなの思いが1つになって、成長合体し、敵を破る」。Gがつく映画のパート2を思い出しました。子供向けのしょうがない所だな。
主人公の二人の感情も、一度はぶつかったりしてちゃんと揺らしてるしね。
リミットが、最初じゃなく、真ん中過ぎに出てくるのは感心。リミットが間延びしない。これは発見。最初だと、途中で違う危機とかあるので、薄くなっちゃう事あるしな。最初に提示しても、最後に強める工夫とかが必要になるんだろうな。
後、敵はやっぱり強くなったり、多くなったりすると、「どうやって倒すんだ?」って燃えるね。その分倒すとき、それなりの倒し方しないと「なんだそりゃ」になっちゃうけどね。
コピーガードついてるのか、二十秒ぐらい間隔で画面が揺れてたけどね。
「島根にパソコンなんてあるかよ」笑いました。島根の方々はどう思ってるんですかね。でも、島根って絶妙。他だとクレームきそうだけど、島根の人たちはそんな事なさそう。
まあ、スピード感ある映画でした。勉強する事も多かったですね。