「競馬について」

かつて大学に入ってすぐの頃、ほぼ一緒に住んでいた友人が競馬好きで感化されよく観て、また馬券を買っていました(一応法律で禁止されてましたが)。
三歳馬の頃から追って、クラシック戦線を見つめ、古馬になってからまた新しく出てきた新鋭との戦いに胸を躍らせていました。しかし、最近はめっきり遠ざかっています。
馬のフォルムの美しさや、騎手達の織り成すドラマ(柴田政人ウイニングチケットは感動しました)などは好きで、大きなレースなどの結果はチェックしたりはしてるんですが…。
ライスシャワーの名前が出て、何かそんな甘酢っぱい過去を想い出しました。
僕が競馬から遠ざかった理由だったからです。
ライスシャワーワンダーパヒュームが相次いで薬殺されるのを見たからでした。前出の友人の口癖は「彼女にするならワンダーパヒューム」でした。思い入れの強い馬が、事故により亡くなっていくのは友人を失っていくようで辛かったのです。若かったんですかね?
でも、あの時期競馬にはまっていた事は、僕の中では思い出と共に貴重な財産になっています。今でも、昔の馬の名前とレース名が出ると、その時自分が何をして、どんな事を考えていたか思い出せます。ナリタブライアンフジキセキマヤノトップガンネーハイシーザー、そしてシーキングザパールを破って、友人からの借金返済を助けてくれたライアンの娘。まだまだ思い出深い名前が次から次に出てきます。
今回のメイショウドトウ勝利は、もしかしたらもう一度、僕を競馬の世界に引き戻してくれるキッカケになるかも知れないです。
ガンバレば、いつか必ず勝てるんだという事を教えてくれました。これも、ドラマですね。