「ミセリは歴史に残るか!?」
仕事上ではともかく、日々生きている中でリクエストされることなど、俺の人生にはそうない。いやいや、id:hon氏より「ミセリでなんか書け」というリクエストをいただいたので、その数少ないリクエストに答えよう。
面白く書きたいのだが、ネタがプロ野球だけに、オタク度＆マジメ度が増しそうだ。
ミセリ退団で明らかになった、というより「あー、まだそんな感じなんだね」って思ったのは、ミセリ自身は本気で日本に野球をしに来ていなかったということだろう。
確かに日本人のまだ誰もが*1メジャーの舞台に立っていなかった頃、またメジャーでオーナーによるＦＡ選手の締め出しがあったこともあり、大物と呼ばれるメジャーリーガーたちが来たことがあったが、その殆どが充分にその年俸に見合う活躍をしなかった。理由は日本の野球に自分のスタイルを合わそうとしなかったからだ。
年俸に見合う、もしくはその価値以上に活躍した選手の殆どが、メジャーではイマイチの成績を残せなかった人たちが多い。彼らは必死だったのだろう。
さて、ダメ外国人といえば、みんなは誰を思い出すだろう？このダメ外国人というレッテルは、ある意味期待されて来日しなければもらえない。つまりはある程度メジャーなりで実績を残していないと与えられないので、ある意味勲章ではある。
「デーブ・ジョンソン」「ジョー・ペピトーン」と答えた人、結構歳いってますね。
とにかく、ミセリはダメ外国人の歴史に名を残していくだろうが、そこまでメジャーで実績のある選手じゃないし*2、マイク・グリーンウェルやケビン・ミッチェルの域までは達していない。ドン・マネーやフランク・ハワードといった歴代ダメ外国人の殿堂にも入れないだろう。
私が選ぶ歴代1位のダメ外国人は、なんといっても、マイク・グリーンウェルだ。
ケビン・ミッチェルなんかは、大体アメリカでもトラブルメーカーだった選手が、日本に来てマジメにやるわけないので、この時はダイエーの編成の目を疑ったが、マイク・グリーンウェルは、メジャーでも「ミスターレッドソックス」と呼ばれ、チームリーダーを務め、敬虔なクリスチャンで人格的にも評価が高かった選手が、仮病の後に、無断帰国するとは夢にも思わなかった。しかし、最後に言い残した言葉が「神のお告げにより引退する」というのは、ある意味主旨貫徹してるとも言えるが・・・。
ちなみに、グリーンウェルの年俸3億8000万円。7試合の出場だったので、一試合の給料は5000万円オーバー。ため息がでますな、いやはや・・・。阪神ファンは思い出したくもないでしょうな。
ちなみに、我がスワローズは、うーんまあ当たりもあるし、外れもあるって感じなのだが、ジャック・ハウエル、ロベルト・ペタジーニのようになぜか活躍した後に巨人に行ってしまうことが多い*3。悲しいね。
さて、歴代で外国人を当てまくっているチームはやはり横浜ベイスターズだろう。近年は当たりばかりではないが、牛込惟浩スカウトがバリバリの頃は凄すぎ。特にメジャーで実績が少ない選手が日本に来てバリバリになったというのが満載。ポンセ、パチョレック、ロバート・ローズなどはその代表だ。牛込スカウトは、とにかくその選手の性格が日本向きかどうかを重要視していたらしい。
まあ、今回のミセリ騒動は特に巨人が今年のチームの重要なファクターになると、大々的に言っていたので余計にそのダメぶりが目立ったのだろう。これで、河原純一が西武で大活躍したら、余計にイロイロ言われるだろうね。
