「ハッカビーズ」

珍しく土曜日の朝起きて、恵比寿ガーデンシネマへ。
「デパートを舞台にしたコメディ調の人間ドラマ」。「ヒトラー」を観に行った際の予告編を観たときは、そんな映画だろうと思っていたが、タイトルにもなっているデパート「ハッカビーズ」は、10シーンも出て来なかった。
パンチドランク・ラブ」を観終わった時に感じた、「ノンジャンル」という不思議な感覚を味わう。「哲学とは言葉のこねくり回しではないのか」という疑問が昔からあったが、これも「哲学探偵(ダスティン・ホフマンが演じている)」に翻弄される人々の話なので、セリフがいくらあっても前に進んでいない感じがするのだ。
「何か不思議なモノを観た」という感覚は嫌いじゃない。むしろ好きなのだが、あまり人にはお薦めはしない映画だな。
ジュード・ロウナオミ・ワッツダスティン・ホフマンマーク・ウォールバーグといった有名どころが出てるのだが、驚くほど話題になってないのもうなずける。
と思ったら、はてなのキーワードにもなってないや。