｢白夜行」第１話

ビデオを録っていたのだが、再放送をやっていたので観た。
久々に、俳優の演技というヤツに心を揺さぶられた。凄かった。福田麻由子という子役の演技に打ちのめされた。
「女王の教室」で進藤さん役をやっていたので観たことはあったのだが、正直ここまでの女優だとは思わなかった。

今回の第１話は、主人公二人の幼少時代の話なので、２時間の間山田孝之と綾瀬はるかは殆ど出てこない。二人の子役の出番が殆どだった。
2時間SPで、最後の方で福田麻由子から綾瀬はるかに成長するのだが、はっきり言って、演技の格が違いすぎる。それまで築き上げて来た「雪穂」というキャラクターを完全に崩してしまっていた。勿体な過ぎる。
辛い境遇にありながら、内面に潜む強さと、そして弱さと、愛情を作り出していたのに、綾瀬はるかに代わったら、ただの小娘に成り下がっていた。
ト書きに書いてあることを演じるのは誰にでも出来る。その行間を読み取って、それを表現出来るのが役者の理想だろうが、その具現化をまざまざと見せ付けられた。
子役から女優に代わって、これほどの格差を感じたドラマは無かっただろう。2話目からは成人した二人の話になってくるので、もう出ないだろう。はっきり言って多分観るだろうけど、観る気はかなり低くなった。

いやぁ、honさんホントにスゲェもん観たよ。ビデオ録ってあるので今度是非観てくださいよ。