「ドラえもん のび太の恐竜2006」

始まる30分前に「タダ券あるんで見たいんだけど」という提案。断る理由はあるもんか。
大きなお友達は、俺らだけ。そーれがどーした♪と、今の子供は知らないだろう歌を心の中で刻みながら、劇場入り。
それにしても、サンシャイン60では、小さいお友達も、大きなお友達も喜びそうなイベントが目白押しだな。隣は「ウルトラマン・フェス」。いやー、いつもはギフト・ショーとかしか来ないからな…。


で、席に着くと、まあ子供だらけ。当たり前だけど…。
うーん、20年のアニメの技法の進歩は凄まじいな。うお、何その無意味な斜めドリー!!
三石琴乃のび太のママかっー!!うーん、感慨深い…。


まあ、原作はかなり記憶の彼方だが、微かな断片を追うとこんな話だったな。


前作では号泣した思い出があったが、今回は泣かず。これが人間の成長かっ!?と思ったら、後ろのガキも「泣けない話だねぇ・・・」と茶をすすりながら言ってた。隣の父親は苦笑い。多分、「パパはこれを子供の頃に見て泣いたんだよ」とか言ってたのかも知れない。頑張れ、パパ…。何気に俺も、過去の自分を否定された気になったよ…。


反省会的には、「画面の登場人物の感情が、観客を追い越してはいけない」と言う事。いや、金言です。忘れそうになってた。honさんありがとう。


神木隆之介の当て声は意味無し。江戸家小猫にやらせようよ。後、ドラえもんの声にはやっぱり違和感。いや、違和感というより、聞き取れない。特に、何かを叫ぶ所では、高音域がダメだ。子供には聞こえる、という「大人は大事な物を失っているのだ理論」が正しいなら、それに従うが、俺が慣れる事は無いな、マジで。
ただ、ちゃんと、笑わせようとしているんだろうなと思う場面では笑わせていた。それは、中々職人芸。総じて、最後まで持たせていたのではないか。まあ、一部を除いて。ただ、そういうガキは、何見せてもそうだろうな。