「ニワトリはハダシだ」

京都の舞鶴を舞台に、知的障害、在日朝鮮人などの問題を含み国家権力の争いを描くという一度聞いたら忘れない映画タイトル「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の森崎東の監督作品。
知的障害が故に、驚異的な記憶力を持つというサヴァン症候群の少年が、検察庁、警察とヤクザの癒着の証拠を偶然握ってしまい、無実の罪を着せられそうになるのを、両親や地域の人々、そして少年の養護学校の先生が解決に奔走する。
で、この先生役を昼ドラの「金色の翼」の出ている肘井美佳が演じているんだけど、この女優さんかなり良かった。とにかく突っ走る役なんだけど、疾走感がある。転びまくるんだけど、本人がやってるのかな?なかなかの転びっプリ。
なかなかの豪華キャストで、庶民側は原田芳雄倍賞美津子、李麗仙。権力側は石橋蓮司岸辺一徳柄本明塩見三省笑福亭松之助、うーむ悪そうだ。中間に位置する刑事役に加瀬亮


まあ、あんまり在日の問題とか掘り下げてないし必要な設定なのかな?って感じもしたけど、地域ドラマなんで、俺にはあまり感じられなかったのかも。
物語が転がり始まるまではちょっと長くて、ヤバそうになったけど、転がり始めてからはまあまあ持ったな。
ポリティカルな部分はセリフとニュース映像だけでやっちゃってるんだけど、まああそこら辺の重鎮使うと説得力があるからな〜。


まあ、ごちゃごちゃ考える前に行動行動ってのは映画的に動くね。