「舞妓Haaaan!!! 」

前売り券を貰ったので観賞。
ああ、企画会議とかでは盛り上がったんだろうな。「舞妓しか愛せない男とかって面白くなくなくない?」「いいねそれ。一見さんお断りとかをどう突破するとかさ」ってな具合で。
で、結局勢いはそこまで。後は無理矢理サブプロットを繋いで繋いでって感じ。しかし、「ハリウッドリライティングバイブル」風に言えば、「サブプロットをいくら膨らませたとしても、メインプロットの勢いが増すわけではないのだ」。
あくまでもメインプロットは「お座敷遊びをしたい主人公」なわけだが、それが達成されてしまえば物語が失速するのは当然で、それに代わるモチベーションを提示できなかったという事。
柴咲コウとの絡みも上手く行かないし、勿体無い使い方だよな。実際に、もう一つのメインプロットを提示できるところが、秀逸なサブプロットにもなってないんスから…。


植木等さんの遺作なんですね。安らかに眠ってください。これで「オヨビでない奴」の三世代、所ジョージだけになってしまったな。