「ベクシル −2077日本鎖国−」

時間が空いたので地元で観賞。なんだかんだでやっぱり気になってた。まあ、全編フルCGというところよりも、「ハイテク鎖国」っていう単語に惹かれた。上手く出来てたらめっけもんって感じで。
で、この映画「ある映画」を観ているのと、観ていないのでは印象が全く異なります。その「ある映画」を観た事のある人は、ほぼ中盤から終盤にかけて「ある映画」の事ばかり頭に浮かんできます。勿論、俺は観た事ありますが、その「ある映画」を観ていない人にとっては、なかなか斬新なイメージとして捉えられたかも…。「ある映画」を観た人にとっては、「何で、フルCG使って、アレをやるんだ!?」という気持ちになります。


以下、ネタバレもあります。極力避けてるけど、未見の人は注意!


主人公の小娘よりも、ちょっと影があるレジスタンスの女リーダー、しかもクールビューティーに魅力を感じてしまうのは仕方の無い事。声優も松雪泰子だしね*1
しかし、敵の本拠地とパイプが離れていたのは説明されてなかったっけ?俺の勘違い!?説明されてたのなら、とんだ間抜け集団ですよ。仲間は無駄死に犬死どころではないですよ。
というか、行き当たりバッタリな人間ばっかりの映画だな。吉川晃司はいきなり日本人全員に注射しちゃったのか?計画性無いな。っていうか、もっと偉い奴とかしないだろ絶対。ボスキャラとしては弱すぎる。キャラも思想も。
不死身とか最終形態とか言ってるけど、みんなダメになったり死んだりしてるじゃん。意味が解からん。ボスキャラなら部下の人心把握はもっとちゃんとやってよ。血の一滴だけで、逆ギレされてるなよ。
ハイテク鎖国してる国に潜入したら、昭和30年代の風景ってどういうこっちゃ?「昭和30年代は黄金時代病」はもうお腹一杯です。2077年が舞台の作品で、この病気に当たるとは思わなかった…。


さて「ある映画」のタイトルですが、そう、聡明な偉大なるB級映画のカリスマ俳優ケビン・ベーコンファンの人はもう御解りですね。「トレマーズ」です。「早く高いところへ!」と心の中で叫んだのは、俺だけでは無いはずです (^ ^;)

*1:セブンソードの回を参照の事