「ハイキック・ガール!」

2009年劇場見逃し作品。内容については、毎回楽しみに読ませてもらっているタイプ・あ〜るさんのブログ(http://trackback.blogsys.jp/livedoor/thx_2005/51318930)が、面白可笑しく丁寧に書いているので、そちらを。ちなみにこの作品、ネタバレとか全く考えなくて良いです。大体、ストーリーなんてあって無いようなもんです。


とにかく、まずは主演の武田梨奈の蹴りを観てくれって感じだ。
チェックのミニスカートに白いスクールベスト姿の女子高生が、いきなり空手着姿の男たちをとにかく蹴りまくる。左半身から反動付けずに軸をぶらさず蹴る、左上段回し蹴りのとにかく綺麗なこと。
でもって、次に不良グループとの大乱闘になるのだが、今度はセーラー服姿の小さい女の子が出てくる。ん、見たことある顔だなと思ったら小林由佳ですよ。で、中段回し蹴りの応酬。小林由佳の中段もやっぱ綺麗だな。
まあ、その後は、なんか主役は誰よ?って感じで、中達也の独壇場なんだけど、ここらもやっぱ六段ともなると違うね。あ、これ渡辺久江じゃねぇか。
そんでもって、監督西冬彦登場。多分映画史上初だろう、監督が主演女優の顔に本気の蹴りを入れ、そして主演女優が監督の顔面にその3倍くらいの威力でマジ蹴りを食らわすというシーンが!!


まあ、とにかくこの監督だよね。「前田有一の超映画批評(http://movie.maeda-y.com/movie/01292.htm)」に詳しいが、蹴りの綺麗な(まあ顔も綺麗な)女子高生を探すために、日本全国を渡り歩いた男。いや、その甲斐はあったよ。ルックスもスタイルも良いし、演技もまあまあ出来るし、何より蹴りが綺麗な女子高生は滅多にいないぜ。いや解かってるよ、アンタ。


とにかく、全編空手への愛に満ち溢れている。「型なんて練習したって、強くならないよ」「型こそが、全ての基本だ」。いや〜空手やった事ある人間なら、一度は思うこと、そして言われたこと。ニヤリとするね。
まあ、技をよく見せるためにスローモーションの繰り返しが多いのだが、これは少ない方が効果的ではあるよね。解かるんだけどさー、だって全部顔面とか当たってるんだもん。ちゃんと見せたいよね。後、武田梨奈の道着の腕まくり。これはダメって教えられてきた人間には気になっちゃうところなんだよな。


いやーしかし、これ去年劇場で観てたらベスト10に入ってくるな。「チョコレート・ファイター」とその枠を争うな。しかし、これ多分本編より、DVDに付いてるメイキングの方が面白いよな。レンタル版はちょっとだけだけど、特典映像版は凄そう・・・。いや、マジで購入検討しよう。タイプ・あ〜るさん貸してくれないかな(^ ^;;