「マラドーナ」

アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァが撮った「ディエゴ・マラドーナ」のドキュメンタリー。年末に姉貴が観に行って激賞してたので、渋谷へ。姉貴の時は小学生の子供連れがいたらしい。いや、一サッカー選手のドキュメンタリーじゃないから、多分求めてた内容ではなかっただろうな。


とにかく、不思議な人だよな。マラドーナの事が話題になるたびに思ってた。他のレジェンドって呼ばれる名サッカー選手、ペレ、ベッケンバウアーボビー・チャールトン、デ・ステファノとかプラティニもそうだけど、みんなそれなりに引退後も名声と地位を確立して、自国やクラブの要職についてたりするけど、まあ代表監督にはなったけど、あれってスケープゴートの様相が強いよね。


世界中でただ一番サッカーが上手かった。それだけの事なんだけど、でもそれが偉大すぎる。全てを得たけれど、その代償を支払い続けた男。地位と名声の負の部分すら、全て得てしまった男。でもだからこそ、あの“神の手”の大合唱は泣けたね。夫婦とか家族というものについても考えさせられた。