「色即ぜねれいしょん」

目黒シネマの二本立てを観る。一本目はこれ。
みうらじゅんの原作を田口トモロヲが監督。まあいわゆる「ボンクラ童貞映画」だ。
主演は「黒猫チェルシー」の渡辺大知。まだ素人高校生だった時に出た音楽番組で知ってたので、それも観たいと思わせてた要素だったけど。朴訥とした役柄をまあ無難に演じてたと思うが、歌う場面ではさすがのあの迫力が。
家庭教師役の人、どっかで観たことあるな〜と思ってたら、くるり岸田繁だった。両親役のリリー・フランキー堀ちえみが思ったより嵌ってたな。
峯田和伸の滑舌は相変わらず悪いな。今回はちょい役だから良いけど「ボーイズ・オン・ザ・ラン」大丈夫か?田西役だろ。
隣の女の人がことの他笑える場面での反応が良く、俺も結構声を出してウケた。こういうのは劇場の良いところだよな。
ボンクラ映画は良いね。最初と最後の「法然コール」の差で、その僅かな成長を表しているあたりはホクホクする。
スルーしようと思ってた「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を、やっぱり観てみようかなと思わされた。
それが悲劇とも知らずに・・・。