「新代表を枝野幸男氏に」

出てしまった結果は仕方ないが、結局、都市部の人間にとって田舎の過疎地の郵便局が無くなってしまうことはどうでも良く、それよりも批判を受けながらも「郵政民営化」だけを叫び続けた小泉純一郎に侠気を感じたのだろう。
まあ、郵政民営化は失敗するだろうけど、それは良い*1
それよりも「人権擁護法案」だ。これは何としても阻止してもらいたいのだ。今の所自民党に対抗できるのは民主党しかないので、民主党に期待するしかない。
さて、岡田克也代表が辞任して、新しい代表選びになるのだが、さも規定路線に「菅直人」か「小沢一郎」のどちらかみたいになっているが、ここは一つ「枝野幸男」氏にしてもらいたいもんだ。
一時、菅直人の総理大臣を見てみたい…と思ってた時期もあったんだが、もう古参になって「またか…」と思わざるを得ない。小沢さんは自民党時代の印象が強すぎだし、反発も生む。
今回の惨敗のイメージを一新するには、若い人に託すべきだ。なので、俺は枝野さんに新代表をやってもらいたい。
とにかく「人権擁護法案」の成立だけは阻止して欲しいのだ。


それにしても、社会が不安定な時には強いリーダーシップを持った人間が好まれるのは歴史が示す通りだ。民衆は考えることや、責任をとることを代行してくれる人の方が良く思うのだろう。しかし、その考え方は独裁者を創造する。フランス革命後のナポレオン・ボナパルトヴェルサイユ条約締結後のアドルフ・ヒトラーが良い例だ。結局、思考や責任をリーダーに投げつけて、その場は心落ち着くのかも知れないが、大きな代償を支払うのは民衆なのだ。

*1:良くは無いが、法案は通るだろうから、後はそれを精一杯整理してもらいたい