「ランニング・オン・エンプティ」

ここ数週間仕事が忙しく、結構会社に残ってたりするので(俺的には早いくらいに感じるんだけどね)、強制的に早く帰らされたので、映画でも観て帰るかと。
何となく、何も考えずにくだらない映画を観たいなって思って、ロサ会館へ。
レイトなのに通常料金!??しかしもう西口へ来てしまったので、これにした。


まあ、制作費もかかってないし話題にもなってないけど、予告を観たときに昔自分が書いたホンに似てるな〜とか思って、ちょっと気になってた。決して、みひろを観たいためじゃないですっっ!!!!
まあ、ゆるい感じの登場人物たちで、ゆるい感じに話も流れる。気軽に何も考えずに観ていた。みひろが死ぬほど大根じゃなくて助かった。主人公の子も、画面を持たせられてたね。
人物相関図的に広がらない話なのだが、それを更に縮める展開に一瞬「おっ!」と思ったが、それも効果的には働かず。狭い話を更に狭くするというのは、逆説的で面白いと思ったんだけど。


とにかく、設定と何となくのエピソードの積み重ねで、人物の描写が薄い。みひろが何であんな女の子になったのか、主人公のドコに惹かれていたのか、第三の人物の葛藤とか、ちゃんと掘り下げなきゃいけないところがおざなり過ぎて・・・。
人物がいて行動を起こしても、魂が入っていないとただの人形が踊ってるだけにしか見えない。


しかし、大杉漣・・・。ホント何でも出るな。