「交響詩篇エウレカセブン」第26話

ビデオに撮ってたのを観賞。
いやー終わったねエウレカセブン!いろいろ疑問は残ってるけど、まあそれはよしとしよう。これで土曜の夜にビデオのセットに気を揉む生活からもおさらばだな…。
えっ!終わってない!?ああ、前半戦終了!?まだハーフタイムだった…。


いや、よく出来てたよ、っていうかこういう構成だったのね。前半で人物の心理描写とスタンスを明確にさせ、目的が明確にされてない分、それは後半で、って感じなんだね。
とにかく、前半約半分頭痛に悩まされ続けるヒロイン。現実をつきつけられ、ヒロインにも拒絶される主人公っていう鬱な状態が続いていたけれど、それもこの回でのカタルシスを得らすためだったという事で、日曜の朝に*1そんな鬱々な話につき合ってきた俺としては、かなり今回突き抜けて、実は結構シビれたよ。
でも気になったのは、レントンの「不殺化」。「種」のキラかよ。プロデューサーと脚本家が一緒だから仕方ないのか!?変な方向に行かない事を願うよ。
「不殺化」は何だろう、主人公が人を殺しまくっちゃいけないっていうのは最近の風潮なんだろうな…。どっかからクレームつくのか?「種」の時もそうだけど、不遜だし偽善的な感じがするんだけどね。ただ、そのすぐ後にチャールズの「死ぬぞ、レントン」って台詞があるので、「種」のような欺瞞な設定ではなくてちゃんとドラマを与えそうなので印象は全然違うんだけどね。本当に台詞って大事だよな。当たり前だけど痛感。
しかし、「家出して、父親を感じさせる人と出会い、成長、帰還」ってもうロボットアニメの王道だな。富野由悠季はやっぱ偉大だな。
視聴率スゴいヤバいんだな。穿った見方をすれば打ち切られる可能性もあって今回の話がこうまとまってたら怖いな。いや実際今回突然「これ最終回です」って言われても納得できるもんな。
世界観の謎とか、そりゃどうやって風呂敷畳むのかやって欲しいのは当たり前なのだが、ボーイミーツガール話はこれで打ち止めなのかな。次回からエウレカレントンがイチャイチャしてたら、それはそれでヤダな。エウレカキックの頃が懐かしい。
まあ、でも今回の出来の良さで後半も行けそうだ。まだまだ土曜の夜にビデオセットする日々は続きそうだ。


ああ、でもhonさん、今回は特別良かったっていうのはある。評判も良かったみたい。それまでは本当に鬱々な話ばっかだったんですよ。それで観るの辞めたってネットで書いてた人も多かったんですよ。俺も何度も挫折しそうになったんですよ…。
毎回毎回、このノリ、このテンポ、この熱さを保てたら、ホントに神ですよ。出来ない出来ない。
チョー長い前フリ*2がある「天空の城ラピュタ」みたいだった。
ともかく半年もの間見続けて良かったと素直に思えたよ。

*1:朝には観てないけどね

*2:25話だから12時間半か