「サービスの基本!?」
先日、ある経営コンサルタントのプレゼンの場に同席する事があった。
その際、その人の言葉の中にこんなものがあった。
「皆さん、サービスの基本って何だと思いますか?皆さんはサービス
というと、とにかくお客様に全て面において満足させる事だと思って
ませんか?でも、それは間違いなんです。例えばヤク○トありますよね。
皆さん、アレを1本飲んだら、もう1本飲みたくなりませんか?でも
ビッ○ル1本飲んだら、もう1本飲みたいと思いませんよね?逆に
もうイイやって思いませんか?
味なんてそんなに変わらないないですよ。
そう、足りないと思うから、お客様はまた飲みたいと思うんですよ。
情報やサービスもそう、全てを与えると逆にお客様は興味を失うんです。
全然足らないのは問題外ですが、少しだけ、少しだけ、お客様に考えさせ
たり、手間を掛けさせなければ、本当の興味ってものを持っていただけ
ないんですよ」
同席していた、クライアントの社長達は「目から鱗」といった表情
をしていた。
その時私は、「これはシナリオにも通ずる事だ!」と感じた。
確かに、映画には観たときは凄く良かったと思ったけれど、後に残らない
良い映画が存在する。
逆に、何かを観客に投げかけたまま、後味が残ったような映画もある。
後々まで印象に残っているのは、後者の映画の方だ。
「全てのカードをひっくり返しちゃダメなんだ!」
先生の言葉の意味が、少し理解できた経験でした。