「スローダンス」第9話

このドラマ嫌いじゃないよ。ずっと見てるし、良いシナリオだと思える部分はある。でも自主映画の描写っていうか、そこら辺の話がグダグダすぎる。来月締め切りの「ぴあフィルムフェスティバル」に出すのに、シナリオが出来てないってどういうこと!?2日くらいの合宿でシナリオ書き上げられるってどういうこと!?
まあ、シナリオ書いたり映画作ったことない人にはどうでも良いことなんだろうけど、ここら辺がスゲー気になる。っていうか主人公理一(妻夫木聡)が才能あるとか、そんなの関係なく、いい加減な人間に見えてくる。
この脚本家、理一と衣咲(深津絵里)の対比をよく使うのだが(お互いに誰かに相談したり)、前回の酔っ払っての二人の絡みでも感じたが、妻夫木聡深津絵里の演技力の差が如実過ぎだな。まあこれは深津絵里が上手すぎるのだろうが。
今回はみんなが自分の周りの誰かを振る話。実乃(広末涼子)は幸平(田中圭)を、理一は歩美(小林麻央)を、衣咲は梶(真木蔵人)を、雪絵(蛯原友里)は英介(藤木直人)を(まあこれは本当は英介が振ったんだけどね)。
最終回に向けて準備OKってところですかね。
最後の二人の掛け合いは良かった。特に衣咲の女性的な醜さの発露が良かった。これがドラマの醍醐味だね。
ただ、今回一番関心したのは、八島(小泉孝太郎)が新しい店長が来て凹む衣咲を見かねて上司に食いつくとこ。脇キャラだからここは何も言えなくて引いてしまう描写でも構わないと思うんだけど、ちょっとかっこ良かった。おかげで理一はさらにダメダメな男に見えてきたがな…。