「ハンコック」

あっ、先行ロードショーか。


つかみはいいね。
実はっていうか、良く考えなくてもスゲー能力の持ち主なのに
全然尊敬も、畏怖もされてねぇって。
で、PRで人気者になっていくという所まではなかなか。まあ、ちょっと
そのPR担当の能力に疑問が有り過ぎて問題だが、これはどっちかというと
人柄に重きを置いたかな。


ここから、ネタバレ含みます。未見の人は注意!!


ここからは、俺が見始めてから想像した「ハンコック」の後ストーリー。


人気者になったハンコックはスーパーヒーローとして崇め奉られる。
だが、困難に陥った人を救えば救うほど、難解な事件を解決すればするほど、
助けてもらえなかった人たちが、ハンコックを逆恨みし始める。


ハンコックもハンコックでその事に苦悩し始める。てな葛藤があって、
一時は元の酒浸りに戻ったりするんだけど、結局、どんなスーパーヒーローだって、
限界があると開き直り、スーパーヒーローを続けていく。
だが、やがて無敵の力が減っていく*1
だけど、そんな事知らない民衆は更にハンコックに期待していって、
最後には、大事件*2に、消えかかった力で立ち向かわなければいけなくなる。


何とか、解決するがハンコックは力を失ってしまう。
普通の人間に戻ってしまったハンコックだが、人々からは敬愛を受ける存在に
なっていた…。       


(END)


なんて、考えてたよ。
おいおい、シャーリーズ・セロンが、モンスターに変態*3してから
映画の毛並みが変わったというか、前半の「何故、俺一人だけがこんなパワーを持ってしまったんだ」という葛藤、台無しじゃん。
みんな、「そんなにパワーで嫌われたくなかったら、セロンみたい隠してれば
いいじゃん」って心の中で突っ込んだでしょ。
てか、あんな幸せそうに隠れて暮らしてるのに、「やっぱり惹きあう」とかおかしい
でしょ。まあ、それがないと、偶然過ぎるって突っ込み受けそうだけど。

「近くにいるとパワーが消える」とか、終盤でいきなり変なルールを突然出されてもねぇ…。
乗ってけないよ。

だって、近くにいればパワーが薄くなるんだったら、一緒にいれば普通の
人間として、隠れて生きていけるわけでしょ?うーむ、ここいらが、よく
分からなかったな。


つかみが良かっただけに、ちょっと残念。
まあ、アメリカという国家のメタファーって事だけは良く分かったよ。

*1:ここはCMで言ってたとこ

*2:PRマンの子供や奥さんも巻き込まれている

*3:変わったわけではないが