「テレビがスポーツを食い物にしていく」

亀田興毅父親がテレビに出て、やくみつる何かとバトルをしたらしい。オンタイムで見れなかったので、ようつべで見た。
まあ「殺す」とは言ってなかったとは思うけど。見てて途中から可哀相になって来た。いや、もう言葉では威勢の良い口調だったけど、あれ心の中じゃ泣いてるだろ確実に。
「何で?みんなの言う通りにしたやん。それなのに、何でみんなこんな冷たいの?何で褒めてくれへんの?」って。
多分、TBSから強烈な梯子外し受けたな、と感じたね。それで焦ってるのがモロ解かり。
おとと、八百長が確定したわけじゃ無かったな。まあ、実際ボクシングの世界じゃあ許容範囲でしょアレ。平仲なんか過去に2回ダウンさせて判定で世界戦で負けた事もあったし、逆もあるでしょ。ただ、国民の二人に一人が見てた試合だしね。もっと知名度低いボクサーのタイトル戦だったら、普通におめでとうムードだよな。
でも仕方無い、これだけ話題になって、メディアの盛り上げ貰って、果実の甘さは受けただろ。甘さだけ受けて、苦さは受けられないというのは通じない。でも、焦ってテレビ朝日のオモチャになっちゃダメだろ。まあ、世論も「選手には罪は無い」って感じになってるのに、親父が出てきて火にガソリンぶちまけてどうすんだ?
まあ、余程裏側では凄い事になってるんだろうな。これで終わりじゃないんだから、次の試合までおとなしくしてれば、沈静化するのにね。


TBSと言えば、HERO’Sも酷かったな。桜庭和志の試合。あれを見て、どれだけの人が「勝った!勝った!」って喜べたのだろう。そりゃ、勝った事は嬉しかったよ。桜庭は創られたヒーローではなく、実績で昇ってきた人だからね。でも、あれはやり過ぎ。通常の試合なら止めてただろう。でも、きっと主催側として、今回の目玉の桜庭戦があんな一方的な試合で終わるのが拙かったのだろう。指示があったかは知らないが、レフリーもセコンドもそんな雰囲気を察してたんだろうな。
前田日明が激怒したって言うけど、こんな正論は無い。谷川貞治の「でも…桜庭の試合は止め難い…」発言は頭がおかしいとしか思えない。本当にコイツに任せてたら潰れるな。
TBSも、フジテレビがPRIDEから手を引いて、総合格闘技のファンも取り込める。というか、根こそぎ持っていけるっていう気持ちがあったんだろうな。


勝ったのに素直に喜べないって一番スポーツ観ててストレス溜まるな。
スポーツをコンテンツとして拡大する事は悪い事では無いが、適切な範囲も存在すると言う事だろう。膨らみ過ぎると破裂する。本当に、全日本プロレス→NOAHって凄いなって改めて感心するな。