「署名終了」

何度か拙ブログでも呼びかけた、『「マイマイ新子と千年の魔法」の上映存続を!』の署名が終了しました。
結果は1,652人。この数字を多いと見るか、少ないと見るかはその人それぞれの感覚になってしまうけれど、とにかく企画立案者の廣田さんにはお疲れ様でしたと。そしてもし拙ブログを見て、署名してくれた人がいたなら、その人には最大限の感謝を捧げます。


俺の感想としては、もう少し行くかなと思ってたんだけど、でも決して少ない数字じゃない。コメントを読むと、観れなかったという事で署名した人もいたし、後半数字が伸びたのが、DVD化も危ういかも・・・ということからを考えると、未見の映画に、それも訴求力の低い作品への期待でということでは、健闘したのではと思う。
ただ、実際に観た人の数字はもっと多いはずなので(計算はしてません)、それを考えるとやはりこの映画の外部発信の難しさを改めて感じた。と同時に、実際に観た人の中でも、そこまでの評価を下さなかった人の多さもあるのかなと。それもこの映画の本当に難しいところだね。


30過ぎのオッサンとしては、使うのはむずがゆい言葉になってしまうが、この映画の「魔法」にかかるか、かからないか。
俺は「魔法」にかかった。だからこそ、この映画を最大限に評価しているのだが、実際に観てもらって感想を聞いてみたら「魔法」にかからなかった人もいた。かからなかった人が「映画が解かってない」とか言うつもりは全くない。いや実際にそれも凄く理解出来るのだ。だからこそ、人に薦めるのが凄く難しい映画だとは本当に思う。自分が宣伝まかされたら、多分血尿が出るだろう。ただし「魔法」にかかった場合は、何度か拙ブログでも書いたけれど、今まで観た映画とは全く違う感覚を得られる素晴らしい作品だと思う。
前日の飲み会で「奇抜な設定と、刺激的なエピソードの積み重ねだけあれば映画なんて作れると思ってたよ」「ああ、俺も俺も」ってな話をヨッシーとしてたけど、勿論それは間違いで、そのいい例が本当にこの映画なのだ。そんなものは全く存在しない、でも人の心を動かすからだ。


とりあえず、東京では渋谷の「シネマ・アンジェリカ(http://www.gojyu.com/#)」で3月13日から上映されることが決まったので、何とかまだ劇場で観る機会はあります。
地方の上映に関しては、「未完の映画評(http://cinema.filmcrew.jp/maimai_shinko_theater.html)」さんのブログでまとめてあるので、こちらでご覧ください。


とにかく、廣田さんにはとりあえずお疲れ様でしたと。いろいろ葛藤はあったし、あると思いますけど、最初に声を上げるってのは本当に勇気ある行為だと思ってますんで。